麻雀の点数計算って難しいそうですがどうやって覚えたらよいのでしょうか?
麻雀の点数計算は初心者にはむずかしいように思えますが、コツを掴んでしまえば案外簡単に覚えられるものです。
対局を数多くこなして覚えるというのが一番身に付くと思いますが、ここでは短期間で点数計算をできるだけ簡単に覚えられるよう工夫してみました。
麻雀の点数計算の基本
麻雀の点数は”飜”と”符”の組み合わせで決まります。
飜(ハン)とはあがった時の役に応じて得られるもので1飜、2飜、、と数えます。
符(フ)とは手牌構成や待ちや上がり方によって計算する場合の単位のことです。
飜(ハン)
役をいくつかあげますが、最初から全部覚える必要はないです。
頻出する役は決まっていますのでそのような役から覚えていけばOKです。
符(フ)
- 面前ロンは30符、面前ツモおよび鳴きは20符からはじまると覚える。
- 面前でリャンメン待ち以外のリーチをかけてロンあがりなら40符以上。
- 1、9、字牌の暗刻が8点、1、9、字牌以外の暗刻が4点。明刻はその半分、明槓が2倍、暗槓が4倍の点数。
- ツモあがり2点
- 符は切り上げ計算。
① | 基本符 | 20符 | |||
② | 面前ロン | 10符 | |||
③ | 待ち | ペンチャン(2符) | カンチャン(2符) | タンキ(2符) | ノベタン(2符) |
④ | 1、9、字牌 | 明刻(4符) | 暗刻(8符) | 明刻(16符) | 暗刻(32符) |
⑤ | 1、9、字牌以外 | 明刻(2符) | 暗刻(4符) | 明刻(8符) | 暗刻(16符) |
⑥ | ツモ | 2符 |
①〜⑥を全て足して、1の位を切り上げます。例えば32符だと切り上げて40符になります。
麻雀の点数計算:まずは30符を覚える
飜数と符を覚えたらその組み合わせで点数を計算します。
実際の麻雀の点数計算で最も出番がある子の30符から覚えていきます。
覚え方は、
- 1飜が1,000点で1飜増えるごとに満貫まで点数が倍々になる。
これで十分です。厳密にいえば1飜増えることにきっちり倍にはなっていません。ここらへんが麻雀の点数計算を複雑にしています。
ロンあがりは1000、2000、3900、8000(セン、ニセン、ザンク、ハッセン)と覚えましょう。
ツモあがりは(300、500)、(500、1,000)(1,000、2,000)(2,000、4,000)(ゴミ、ゴットー、センニセン、ニセンヨンセン)と覚えましょう。
4飜は7700とするルールもありますが、これで覚えておけば十分応用可能です。
次に親の30符です。
覚え方は、
- 1飜が1,500点で1飜増えるごとに満貫まで点数が倍々になる。
ロンあがりの4飜を11,600としているところもあります。
ロンあがりは1500、2900、5800、12000(イチゴ、ニック、ゴッパ、インニ)と覚えましょう。
麻雀の点数計算:次に40符を覚える
40符も結構使う場面があると思います。
まずは子の40符です。
覚え方は、
- 1飜が1,300点で1飜増えるごとに3飜まで点数が倍々になる。
ロンあがりは、イチサン、ニーロク、ゴンニ
ツモあがりは、ヨンナナ、ナナトーサン、イチサンニーロク
と覚えましょう。
満貫以降は30符だろうが40符だろうが点数は同じです。
続いて親の40符です。
覚え方は、
- 1飜が2,000点で1飜増えるごとに3飜まで点数が倍々になる。
ロンあがりは、ニセン、ザンク、チッチと覚えましょう。
ツモあがりは、ナナ、トーサン、ニーロクと覚えましょう。
なお50符以上もありますが、実践ではほとんど使う機会がないため、まずは30符と40符をおぼえましょう。50符以上は知らなくてもなんとかなります(笑)。
平和(ピンフ)のツモあがりと七対子(チートイツ)は例外として覚える
平和(ピンフ)のツモあがりと七対子(チートイツ)の点数計算は特殊で、例外として覚えておきましょう。
- 平和(ピンフ)のツモあがりは40符を参考にして覚える。
平和(ピンフ)のツモあがりの点数早見表
2飜 | 3飜 | 4飜 | |
子 | 400・700 | 700・1,300 | 1,300・2,600 |
親 | 700オール | 1,300オール | 2,600オール |
平和(ピンフ)のツモは1飜はなく2飜からになります。子はヨンナナ、ナナトーサン、イチサンニーロクと覚えましょう。
親はナナ、トーサン、ニンロクと覚えましょう。
例えば、子の”リーチ、ツモ、ピンフ、ドラ1″は、「4飜の1300、2600」で、2人の子から1300点ずつ、親から2600点もらえます。
平和(ピンフ)のロンあがりの点数早見表
1飜 | 2飜 | 3飜 | 4飜 | |
子 | 1,000 | 2,000 | 3,900 | 8,000 |
親 | 1,500 | 2,900 | 5,800 | 12,000 |
ロンあがりは30符です。
- 七対子(チートイツ)は丸暗記で覚える。
七対子(チートイツ)の点数早見表 (子)
2飜 | 3飜 | 4飜 | 満貫 | |
ロン | 1,600 | 3,200 | 6,400 | 8,000 |
ツモ | 800・1,600 | 1,600・3,200 | 2,000・4,000 |
七対子(チートイツ)のあがりも平和(ピンフ)のツモと同じで1飜はなく2飜からになります。2飜の1,600からはじまり、4飜まで倍々に増えていきます。
七対子(チートイツ)の点数早見表 (親)
2飜 | 3飜 | 4飜 | 満貫 | |
ロン | 2,400 | 4,800 | 9,600 | 12,000 |
ツモ | 1,600オール | 3,200オール | 4,000オール |
親は2飜の2,400から4飜まで倍々に増えていきます。
点数計算の練習をしてみよう
これまで覚えたことを元に点数計算の練習問題をしてみましょう。
1問目
ツモ ポン ポン
自分は子でローピンをツモ。0本場。ドラ表示牌はローワン(六萬)
飜数は、發(1飜)+白(1飜)+赤ドラ(1飜)=3飜
符は、20点(基本符)+8点(發・暗刻)+2点(二筒・明刻)+4点(白・明刻)+2点(ツモ)=36点 切り上げて40点
よって、このあがりは子の3飜40符で、子からそれぞれ1300点、親から2600点もらうことができます。
先ほど覚えたイチサンニーロクです。
2問目
ロン
自分は親でリーチをかけた。0本場。ドラ表示牌はイーソウ(一索)。対面(トイメン)からロンあがり。裏ドラはチーピン(七筒)。
飜数は、リーチ(1飜)+ドラ(2飜)=3飜
符は、30点(基本符)+2点(カンチャン待ち)=32点 切り上げて40点
よって、このあがりは親の3飜40符で、対面(トイメン)から7,700点もらうことができます。
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